2024.07.08

デトックス

むくみをスッキリ取る飲み物は?|原因に合わせて飲み物を選ぶポイント

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守山 恵利香

外科医/ヘルスコーチ

むくみの原因は人それぞれ。特に女性は、月経周期によるホルモンの影響でむくみやすい時期があったり、男性に比べて筋肉量が少ないという特徴があるため、むくみを感じやすい傾向があります。むくみで悩んだ時、手軽に自分で解消できる方法があれば安心ですよね。

今回は、むくみの原因や、むくみ解消のための飲み物についてご紹介します。むくみで困った時、原因に合わせて飲み物を選ぶ手助けになれば嬉しいです。

むくみの基本

まずは、むくみについて基本的なことから知っていきましょう。

むくみとは

むくみとは、何らかの原因により血液中の水分が血管の外に異常に浸み出し、皮膚や皮膚の下に水分が溜まった状態をいいます。一時的に起こるむくみは、下半身やまぶたや顔、手の指などに起こりやすい傾向があります。寝起きには顔にむくみが起こりやすく、夕方などは重力の影響を受けるため、下半身にむくみが起こりやすくなります。

むくみの仕組み

むくみの原因は、細胞と細胞の間にある「細胞間液」が過剰になることです。細胞間液の役割は、心臓から送り出された血液が通る動脈から酸素や栄養分を含む水分を細胞に届けることと、老廃物を含んだ水分を心臓に戻す静脈やリンパ管に回収することです。

しかし、静脈やリンパ管の流れが悪くなり、水分の回収がうまくいかなくなると、細胞間液が過剰に溜まり、皮膚が膨張してむくみが起こってしまいます。

 

むくみの原因

むくみの原因はひとつではありません。自分のむくみは、何が原因になっているかチェックしてみましょう。

循環が悪い

足は第二の心臓と呼ばれていることを知っていますか?これは、足が歩くという刺激により心臓への血流を促す役割を担っていることが関係しています。

私たちの体を巡る血液は、動脈と静脈という2種類の血管により運ばれています。動脈は心臓の拍動によって流れており、静脈はふくらはぎの筋肉によりポンプのように押し上げられて流れています。このふくらはぎの筋肉によるポンプの機能が低下してしまうと、重力の影響を受け静脈内に血液が停滞してしまいます。

さらに、静脈内の圧力が上昇し、静脈内に水分が回収できず、むくみとなってしまいます。ふくらはぎのポンプ機能の低下には、長時間同じ姿勢でいること、運動不足、筋力の低下、冷え、そして加齢などがあります。

毒素の蓄積

体の中に毒素が蓄積し、うまく排泄されず停滞しているとむくみを引き起こすこともあります。体内に蓄積する毒素には、不要になった老廃物、有害ミネラル、有害化学物質などがあります。体の中で最も排泄に関わる臓器は腸です。腸内環境が悪い方はデトックスの働きが弱く、毒素の蓄積がむくみを引き起こしているかも知れません。

塩分の摂り過ぎ

体の中で主に水分の排泄に関わる臓器は腎臓です。腎臓は、常に水と電解質のバランスをとっています。そして、大きく関わる電解質は、ナトリウムとカリウムです。体内のナトリウム濃度が高くなり過ぎると、バランスをとるために体内に水分を溜め込む働きが強くなります。

「ナトリウム=食塩」ではありませんが、私たちの食事での主なナトリウムの摂取源は食塩や調味料です。そのため、濃い味付けの食べ物は、ナトリウムが多く含まれる傾向があります。

ホルモンの影響

女性の場合、ホルモンの影響によりむくみやすい時期があります。女性ホルモンであるプロゲステロンは、体内に水分をため込む働きがあります。そのため、プロゲステロンの分泌が増える黄体期はむくみやすい傾向があります。中には、PMS(月経前症候群)の症状のひとつとして、悩んでいる方もいるかも知れません。ホルモンの影響によるむくみの場合、月経が始まると軽快してくるのが特徴です。

病気が隠れている

上記の原因に当てはまらない場合、病気が隠れている可能性もあります。全身に血液を送る働きをする心臓や、水と電解質のバランスをとる腎臓がうまく働いていないことにより、むくみが出ることもあります。以下のような症状がある時には、一度受診してみるのが良いでしょう。

【注意する症状】
・動機や息切れ
・朝になってもむくみが続く
・尿量が減っている
・急激な体重増加

 

むくみを取る飲み物

ここからは、むくみの改善効果が期待できる飲み物を紹介します。自身のむくみの原因に合わせて選ぶのがおすすめです。

血流を促す飲み物

循環が悪くなっていることが原因でむくみが出ている方には、血流をよくする飲み物がおすすめです。血流を改善するには、温かい飲み物や血液をサラサラにしてくれる作用を持つ飲み物がおすすめです。

【おすすめの飲み物】
・水、白湯
・緑茶
・ココア
・黒酢
・菊花茶
・生姜

カリウムが含まれる飲み物

濃い味付けが好きな方や、外食やインスタント食品などを食べる機会が多い方は、ナトリウムの排泄を促すカリウムが含まれる飲み物がおすすめです。果物使用のジュースは、カリウムが多く含まれています。

市販の物の中には、糖分が添加されている物もあるため、購入する際には成分表をしっかりとチェックするようにしましょう。また、自分で料理をする際に、塩味を足したい時には天然塩を使用するのが良いでしょう。天然塩は、ナトリウム以外のカリウムやマグネシウムなどのミネラルがバランスよく含まれています。

【おすすめの飲み物】
・トマトジュース
・ニンジンジュース
・パイナップルジュース
・オレンジジュース
・ルイボスティー
・日本茶
・黒豆茶
・豆乳

利尿作用がある飲み物

カリウム以外に利尿作用のある成分には、カフェインがあります。カフェインは、適度に摂ることにより良い効果もありますが、摂り過ぎると中枢神経が過剰に刺激されると、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠、下痢や吐き気、嘔吐などが起こることがあります。

【おすすめの飲み物】
・コーヒー
・紅茶
・緑茶
・烏龍茶
・ココア

 

むくみ予防のポイント

最後は、むくみを予防するポイントをご紹介します。むくみを改善するための方法を知っておくことも大切ですが、できることならむくまない方が良いですよね。ポイントを知ってむくみ知らずになりましょう!

水分補給はこまめに

水分を摂ることはとても大切ですが、水分をたくさん摂ることが健康や美容に良いというわけではありません。たくさんの水分を一気に摂ると、内臓に供給される割合が減り、尿として排泄される割合が多くなったり、むくみの原因になることがあります。そのため、水分を摂る時にはコップ1杯程度の量を6〜8回程度に分けて飲むのが理想的です。また、汗をかく暑い時期や運動をする際にもこまめに摂るようにしましょう。

冷たいものは控える

冷えは健康や美容の大敵です。体が冷えていると、血流が悪くなったり、消化器の働きが緩慢になったりしてしまいます。そのため、特にむくみやすい方は、体を冷やす飲み物や食べ物は摂り過ぎないようにするのがおすすめです。飲み物は温かい物や常温の物がおすすめです。

生野菜や夏野菜、暖かい地域でできる果物は体を冷やす働きを持つものが多い傾向があります。知識として、知っておくと良いでしょう。

運動や入浴で巡らせる

足は第二の心臓です。足の筋力が低下したり、冷えていると血液を押し上げることが十分にできません。足の筋力が衰えないように、適度に運動したり、歩いたりするようにしましょう。また、入浴や足浴などで温めて血流を良くすることも大切です。冷えを感じる方は、寒い時期や入浴後にふくらはぎを温めるレッグウォーマーなどの使用もおすすめです。

毒素を溜め込まない

体内に毒素を溜めないためには、毒素となるものを控えることとデトックスできる状態であることが大切です。食品を選ぶ際には、加工食品やインスタント食品は控えるのが良いでしょう。これらの食品は、品質や賞味期限を管理するため、添加物や塩分を多く使用している傾向があります。

これらの食品は、手に取りやすい価格帯であったり、手間をかけずに食べることができるため、便利かも知れません。しかし、小さな積み重ねが不調を招くことに繋がりかねません。また、過剰なアルコールや喫煙も毒素の原因となります。

また、デトックスできる体であるためには、腸内環境を整えることが大切です。善玉菌が含まれる発酵食品や善玉菌のエサとなる食物繊維、オリゴ糖を毎日少しずつ続けて摂るようにしましょう。

むくみや血圧に関係するカリウムの効果|含まれる食材や摂り方のコツ

 

まとめ

むくみは体の不調や病気をあらわすサインです。初期の段階で異変に気づき、対処・予防することで大きな病気に発展するのを防ぐことができます。むくみを溜め込みやすい飲み物ではなく、予防してくれる飲み物を意識的に生活に取り入れ、健康や美を維持していきましょう。

この記事の監修者

守山 恵利香 外科医/ヘルスコーチ

 
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